
こんにちは、株式会社植田建設です🏗️
地震大国である日本に住む私たちにとって、地震対策は決して他人事ではありません。特に近年は、南海トラフ地震や首都直下地震など、大規模な地震の発生が懸念されています。
皆さんは、ご自宅の家具をしっかりと固定していますか?「とりあえず突っ張り棒を付けているから大丈夫」と思っている方も多いかもしれません。しかし、その固定方法、本当に効果があるのでしょうか?
実は、家具の固定において最も重要なのが「壁の下地」です。今回は、建設のプロである私たちが、正しい家具固定の方法についてわかりやすく解説していきます💡
📋 なぜ家具の固定が必要なのか?地震被害の実態
家具転倒による被害の深刻さ
阪神・淡路大震災では、死者の約10%が家具や家電の転倒・落下によるものだったという統計があります。また、東日本大震災でも、多くの方が転倒した家具の下敷きになったり、避難経路が塞がれたりする被害が発生しました😢
私たち株式会社植田建設では、一宮市を中心とした愛知県内で数多くのリフォーム工事を手がけてきましたが、震災後に「もっと早く家具を固定しておけばよかった」というお客様の声を何度も耳にしてきました。
家具転倒がもたらす二次被害
家具の転倒は、直接的な怪我だけでなく、様々な二次被害を引き起こします。
例えば、玄関や廊下に置いた収納家具が倒れると、避難経路が塞がれてしまいます。火災が発生した場合、数秒の遅れが命取りになることも。また、寝室のタンスが倒れると、就寝中に下敷きになる危険性が非常に高くなります🚨
さらに、キッチンの食器棚が倒れると、割れた食器で足を怪我し、その後の避難や生活に支障をきたします。実際に、地震後の怪我の多くは、避難時や片付け時に発生しているのです。
愛知県の地震リスク
私たちが拠点を置く愛知県は、南海トラフ地震の想定震源域に近く、今後30年以内に70〜80%の確率で大地震が発生すると予測されています。一宮市でも震度6弱以上の揺れが想定されており、決して油断できない状況です。
だからこそ、今すぐできる対策として、家具の固定は非常に重要なのです✨
🧱 石膏ボードと下地の違いを知ろう
石膏ボードとは?
まず、一般的な住宅の壁の構造について説明しましょう。現代の日本の住宅では、ほとんどの内壁に「石膏ボード」という建材が使われています。
石膏ボードは、石膏を芯材として、両面を厚紙で覆った板状の建材です。軽くて加工しやすく、防火性能も高いため、広く普及しています📝
しかし、石膏ボード自体の強度はそれほど高くありません。指で強く押すと凹むこともあり、重い物を支える力は弱いのです。
壁の下地構造
では、壁の中はどうなっているのでしょうか?
一般的な木造住宅の場合、壁の内部には「間柱(まばしら)」や「柱」と呼ばれる木材が縦方向に入っています。通常、これらは30センチから45センチ間隔で配置されています。
この間柱や柱こそが、壁の強度を支える「下地」なのです💪
石膏ボードは、この下地材にビス(ネジ)で固定されています。つまり、壁の表面は石膏ボードですが、その奥に強固な木材の骨組みが存在するわけです。
なぜ下地に固定する必要があるのか
家具を壁に固定する際、石膏ボードだけにネジを打ち込んでも、十分な強度は得られません。石膏ボードは脆いため、地震の揺れで簡単に抜けてしまう可能性が高いのです😱
例えば、想像してみてください。段ボール箱にネジを差し込んだ状態で、強く引っ張ったらどうなるでしょうか?簡単に抜けてしまいますよね。石膏ボードも似たような状態なのです。
一方、下地材である柱や間柱は硬い木材でできており、しっかりとネジを保持する力があります。地震の強い揺れにも耐えられる固定ができるのは、この下地材にネジを打ち込んだ場合だけなのです🔧
私たち株式会社植田建設では、新築やリフォームの際、必ず下地の位置を図面に記録し、お客様にお伝えするようにしています。「地域とともに未来を築く」という経営理念のもと、建てた後の安全まで考えることが私たちの責任だと考えているからです。
🔍 下地を見つける方法
下地センサーを使う方法
最も確実で簡単なのが、「下地センサー」を使う方法です。この機器は、ホームセンターで1,000円〜3,000円程度で購入できます📱
下地センサーは、壁に当てて左右に動かすと、下地材がある位置でランプが点灯したり音が鳴ったりします。電子機器なので精度が高く、初心者の方でも確実に下地を見つけることができます。
使い方のコツとしては、壁の端から始めて、ゆっくりと移動させることです。また、一箇所だけでなく、上下何箇所かで確認すると、下地の位置をより正確に把握できます。
壁を叩いて音で判断する方法
道具がない場合は、壁を軽く叩いて音で判断する方法もあります。これは私たち建設業界では「叩き点検」と呼ばれる、昔ながらの方法です🎵
石膏ボードだけの部分を叩くと「コンコン」という軽く響く音がします。一方、下地材がある部分は「トントン」という詰まったような低い音がします。
ただし、この方法は経験が必要で、慣れないと判断が難しいかもしれません。私たちプロでも、最終確認には下地センサーを使うことが多いです。
マグネットを使う方法
実は、磁石を使って下地を見つける方法もあります🧲
石膏ボードは下地材にビス(鉄製のネジ)で固定されているため、下地がある位置にはビスが打たれています。強力な磁石を壁に当てて動かすと、ビスの位置で磁石が引っ張られる感覚があります。
この方法は完全に無料でできますが、ビスの位置=下地の中心とは限らないので、ある程度の推測が必要です。補助的な確認方法として覚えておくとよいでしょう。
建築時の図面を確認する
もし新築時の図面が残っていれば、それを確認するのが最も確実です📄
構造図や矩計図(かなばかりず)には、柱や間柱の位置が記載されています。私たち株式会社植田建設では、お客様に必ず図面一式をお渡しし、保管をお願いしています。これは、将来のリフォームや修繕、そして今回のような地震対策のためでもあるのです。
図面がない場合でも、建設会社や工務店に問い合わせれば、図面のコピーをもらえることがあります。諦めずに確認してみることをお勧めします💡
🛠️ 正しい家具固定の方法
L字金具による固定
最も確実な固定方法が「L字金具」による固定です。これは、家具と壁を金具とネジで直接固定する方法で、プロも推奨する最強の固定方法と言えます🔩
L字金具を使う際のポイントは、必ず下地材にネジを打ち込むことです。下地センサーで位置を確認したら、その位置に合わせて家具の位置を調整するか、金具の取り付け位置を工夫しましょう。
金具は家具の上部、できれば左右両端に取り付けるのが理想的です。片方だけだと、地震時に家具が回転して倒れる可能性があります。
また、ネジは少なくとも35ミリ以上の長さのものを使用してください。石膏ボードの厚みが12ミリ前後あるため、短いネジでは下地材にしっかり食い込みません😊
ポール式器具(突っ張り棒)の正しい使い方
天井と家具の間に設置する突っ張り棒も、正しく使えば効果的です。ただし、いくつかの注意点があります⚠️
まず、天井にも下地があることを確認してください。天井も壁と同じく石膏ボードが使われていることが多く、下地のない部分では十分な強度が得られません。
また、突っ張り棒は必ず家具の奥側(壁側)と手前側の両方に設置してください。手前だけだと、家具が前に倒れる力を止められません。
さらに、定期的に緩みを確認することも重要です。時間が経つと緩んでくることがあるため、3ヶ月に一度は点検しましょう🔍
私たち株式会社植田建設では、リフォーム工事の際にお客様から「突っ張り棒だけで大丈夫ですか?」と質問されることがよくあります。正直にお伝えすると、突っ張り棒は補助的な対策と考え、可能であればL字金具との併用をお勧めしています。
ベルト式固定具の活用
家具と壁をベルトで繋ぐタイプの固定具もあります。これは壁に傷をつけたくない賃貸住宅などで人気がありますが、やはり壁側は下地にしっかり固定する必要があります🎀
ベルトの長さは短めに調整することがポイントです。長すぎると、地震時に家具が大きく動いてから止まることになり、その衝撃で固定が外れる可能性があります。
また、ベルトの材質も重要です。プラスチック製のものより、ワイヤー入りや厚手の布製のものの方が強度が高く安心です。
家具の配置自体を見直す
固定方法とは少し違いますが、家具の配置を工夫することも重要な対策です🏠
例えば、背の高い家具は寝室や長時間過ごす部屋には置かないようにする、出入り口付近には倒れやすい家具を置かない、などの配慮が命を守ることに繋がります。
また、家具の上に重い物を置かないことも大切です。上に重心があると、より倒れやすくなってしまいます。
🏗️ プロに依頼するメリット
確実な施工の安心感
家具の固定は自分でもできる作業ですが、プロに依頼することで確実性が格段に上がります。私たち建設業者は、壁の構造を熟知しており、最適な固定方法を提案できます👷
例えば、古い住宅では壁の構造が現代とは異なることがあります。また、鉄骨造や鉄筋コンクリート造のマンションでは、木造住宅とは全く違う固定方法が必要です。
株式会社植田建設では、「安全第一」という会社方針のもと、一つひとつの固定作業に対して、最も安全で確実な方法を選択しています🔒
壁を傷つけない技術
自分で作業すると、下地を探す過程で壁に不要な穴を開けてしまったり、ネジの位置がずれてしまったりすることがあります。プロに依頼すれば、最小限の穴で確実に固定できます✨
特に賃貸住宅の場合、退去時の原状回復が気になる方も多いでしょう。私たちは、できるだけ壁へのダメージを少なくする工夫をしています。
複数の家具をまとめて対策
一つの家具だけでなく、家中の家具をまとめて対策したい場合、プロに依頼すると効率的です。私たちは、家全体の間取りを見て、優先順位の高い場所から順に対策を提案します📋
例えば、寝室の家具、避難経路となる廊下の家具、キッチンの食器棚など、危険度の高い順に対応していくことができます。
また、作業時間も短縮できます。一般の方が週末を使って少しずつ作業するよりも、プロが一気に施工した方が、結果的に早く安全な環境が整います⏰
アフターフォローの安心
私たち株式会社植田建設では、施工後も定期的な点検をお勧めしています。ネジの緩みや金具の劣化がないか、専門家の目で確認することで、長期的な安全を保つことができます🛡️
これは「お客様との信頼関係を大切にし、誠実な対応と透明性のある経営を行う」という当社の方針に基づくものです。一度工事をして終わりではなく、お客様の安全を長く見守り続けることが、地域に根ざした建設会社の役割だと考えています。
💡 その他の地震対策も忘れずに
ガラスの飛散防止
家具の固定と合わせて、窓ガラスや食器棚のガラスに飛散防止フィルムを貼ることも効果的です。地震時にガラスが割れて飛び散ると、避難時に怪我をする危険性が高まります🪟
特に、寝室の窓ガラスは優先的に対策しましょう。就寝中は無防備な状態のため、割れたガラスから身を守ることが難しいからです。
照明器具の落下防止
意外と見落としがちなのが、天井の照明器具です。重いシャンデリアやペンダントライトは、地震時に落下する危険性があります💡
照明器具もしっかりと天井の下地に固定されていることを確認しましょう。特に、リビングやダイニングなど、家族が集まる場所の照明は要注意です。
非常用品の準備
家具を固定しても、地震そのものを防ぐことはできません。地震後の生活に備えて、非常用品の準備も忘れずに行いましょう🎒
飲料水、非常食、懐中電灯、ラジオ、救急用品など、最低でも3日分の備蓄が推奨されています。これらを、取り出しやすい場所に保管しておくことが大切です。
私たち株式会社植田建設では、リフォーム工事の際に、防災収納スペースの提案も行っています。玄関近くに専用の収納を設けることで、緊急時にすぐに持ち出せる環境を作ることができます📦
家族での避難計画
最後に、家族全員で避難計画を立てておくことも重要です。地震が起きたときの集合場所、連絡方法、避難経路などを事前に話し合っておきましょう👨👩👧👦
特に、小さなお子様や高齢者がいる家庭では、誰がどのように避難をサポートするのか、具体的に決めておくと安心です。
一宮市でも、各地域で避難訓練が定期的に実施されています。こうした機会に積極的に参加することで、いざというときの行動がスムーズになります。
🏢 株式会社植田建設の取り組み
地域の安全を守る責任
私たち株式会社植田建設は、愛知県一宮市に拠点を置き、地域の皆様とともに歩んできました。「地域とともに未来を築く。信頼と品質で社会に貢献する建設会社へ。」という経営理念のもと、建物を建てるだけでなく、そこに住まう方々の安全を守ることが私たちの使命だと考えています🌟
新築工事やリフォーム工事の際には、必ず地震対策についてもご提案しています。家具固定用の下地補強、耐震金具の取り付けなど、建築段階からできる対策は数多くあります。
高い技術力による確実な施工
「品質向上:高い技術力と経験を活かし、丁寧で確実な施工を行います」という方針のとおり、私たちは日々技術の向上に努めています👨🏫
家具の固定一つとっても、壁の種類、家具の重さ、設置場所などによって最適な方法は異なります。豊富な経験と確かな技術で、お客様一人ひとりに最適な解決策を提供いたします。
また、「人材育成:社員一人ひとりの成長を支援し、技術と人間力の両面で優れた人材を育てます」という方針に基づき、若手社員への技術指導にも力を入れています。地震対策の重要性を理解した技術者を育成することが、地域の安全に貢献すると信じているからです✨
無料相談を受付中
株式会社植田建設では、地震対策に関する無料相談を随時受け付けています。「うちの家具は固定が必要?」「どこに頼めばいいかわからない」といった疑問にも、丁寧にお答えします📞
お電話(080-2632-5570)またはご来社(愛知県一宮市丹陽町九日市場六反農459-2 2階)にて、お気軽にご相談ください。現地調査や見積もりも無料で承っています。
「すべての仕事に対し真心を込め、お客様・地域社会・社員に信頼される企業を目指します」という理念のもと、一つひとつのご相談に誠実に向き合い、最善の解決策をご提案いたします😊
🌈 まとめ:今すぐできる地震対策を
地震はいつ起こるかわかりません。「明日起きるかもしれない」という意識を持って、今すぐできる対策から始めることが大切です⚡
家具の固定は、その中でも最も効果的で、比較的簡単に実施できる対策の一つです。しかし、正しい方法で行わなければ、十分な効果は得られません。
特に重要なのが「壁の下地」に固定することです。石膏ボードだけでは強度が不足するため、必ず柱や間柱といった下地材にネジを打ち込んでください🔨
もし自分で作業するのが不安な場合は、ぜひ私たち建設のプロにお任せください。株式会社植田建設は、「安全第一」の精神で、お客様の大切な命と財産を守るお手伝いをいたします。
地震対策は、自分自身と家族を守るだけでなく、地域全体の防災力を高めることにも繋がります。一宮市、そして愛知県全体の安全のために、一人でも多くの方が適切な地震対策を実施されることを願っています🙏
私たち株式会社植田建設は、これからも地域の皆様とともに、安全で安心な暮らしを築いていきます。地震対策のことで少しでも気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。一緒に、災害に強い地域を作っていきましょう💪✨
🏢 株式会社植田建設
📮 〒491-0824 愛知県一宮市丹陽町九日市場六反農459-2 2階
📞 TEL:080-2632-5570
🏗️ 経営理念
「地域とともに未来を築く。信頼と品質で社会に貢献する建設会社へ。」
私たちは、確かな技術と誠実な姿勢で社会基盤を支え、地域の安全・安心な暮らしを創造します。
すべての仕事に対し真心を込め、お客様・地域社会・社員に信頼される企業を目指します。
📌 会社方針
- 🦺 安全第一:すべての工事において、安全管理を徹底し、事故ゼロを継続します。
- 🏗️ 品質向上:高い技術力と経験を活かし、丁寧で確実な施工を行います。
- 🌱 地域貢献:地域の発展と暮らしの向上に貢献する企業であり続けます。
- 👨🏫 人材育成:社員一人ひとりの成長を支援し、技術と人間力の両面で優れた人材を育てます。
- 🤝 信頼重視:お客様との信頼関係を大切にし、誠実な対応と透明性のある経営を行います。

